芦屋の文化と歴史を文学の視点で綴る・谷崎潤一郎記念館へようこそ
 
2024年度冬の特設展「幻想・怪奇・グロテスク~暗黒と流血の谷崎潤一郎~」 会期 2024年12月14日(土)~2025年3月9日(日)


 谷崎潤一郎といえば、女性美を描き続けた「美の作家」というイメージが強いのではないでしょうか。

 しかし、じつはそれだけではないのです。

 大正時代を中心に、昭和初期くらいまでの谷崎には、幻想や怪奇に彩られ、時にグロテスクな様相すら漂わせる作品も少なくありません。

 人魚や魔術師を主題にした幻想的な物語、「女首」(討ち取った印の鼻を削がれた生首)に魅入られた武将が主人公の時代小説、悪女が仕掛ける血みどろの戯曲、 人の顔をした腫物の笑いが映画の中で不気味に輝くホラータッチのストーリー……。

 谷崎のもつ一面、「暗黒と流血の文豪」としての顔に焦点をあてていきます。

 



■特設展開催時の記念館入場料は一般500円、65歳以上250円、高校・大学生300円、中学生以下無料となります。

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© Tanizaki Junichiro Memorial Museum of Literature,Ashiya.